作品感想&紹介

坂口恭平さんのお金の学校

こんにちは。
前回に引き続き打ちのめされたという話です。
坂口恭平さんがnoteにて連載しているお金の学校という記事を読んで、
心がぐずず、となりました。

いぇんの心はどこにあるかというと、
鳩尾のあたりにあると思っています。
物凄く感動したとき、嫌悪したとき、
鳩尾の奥、胸骨の裏あたりがヴヴヴと震えるんです。
今回の連載を読んでそうなりました。
取り敢えずまずご紹介。
お金の学校(1)オリエンテーション(坂口恭平著)
(11)話まで連載が続き、今はお金の学校2が進行している。
有料設定はないので、安心して読んでいただきたいです。

いぇんのお金の先生は両学長と坂口恭平さんです。
どちらも素直なお人柄だなと感じています。
両学長は資本主義のルールを使いながら幸福を大きくしていこう、という感じ。
坂口さんは資本主義とかもうダサくね?自分こそが資本だと気づいて流れていこう!となかなか刺激的な感じ。

勤勉なアリと享楽者のキリギリスの対比のお話がありますが、
両学長はどちらも大事。アリの勤勉さを確保した上でのキリギリス的生き方もおススメする感じ。
坂口さんはキリギリスの奏でる音楽を無償で受け取っておいて対価もなしかよ、冬に見殺しにしやがってアリはマジで心がないな!的な。
尖がってますよね(笑)

お二人とも共通して、今を生きるサバイバル術を教えてくれようとしています。
別に貯金があろうがなかろうが。
幸せを感じながら生きていければどんな方法だって別にいいんです。
幸せの感じ方は人それぞれだから、人それぞれの生き方に結果的になる。
そのはずなのに、多くの人は大学に進んで大きい企業に就職する、
以外の選択肢を取ることはありません。
(最近の10代は起業に前向き、みたいな話も聞きますから流れが変わってきてる感じはありますが)
生き方の教育、お金の教育を受けないから、知らない。
就職する以外の生き方を教えてくれる親はきっと少ない。
単純にそれ以外知らないだけです。

いぇんも大学卒業できなかったこと、その後、正社員になれない時間のことを、すごく恥ずかしく思っていました。
正社員になれた時は、やっとゴール決めた!!!
これで人並みに胸張って人生歩める!!!
保険入ろう!!!(社会人ステータス)みたいな高揚感がありました。

両学長も坂口さんもお金を否定しません。
お金は生きる上での道具だというだけです。
お金を使うと、出来ることが広がるよといいたいだけです。
だから大事なのは、どうやって生きるつもり?と問いかけてくるんですね。

両学長はマインドマップを使った価値観MAPを作ろう!と、度々発信しています。
リタイアした経営者でもあるため、
お金を集めるノウハウ情報にばかり目が行きがちですが、
価値観が明確になればお金を全く使わない生き方も選択出来るんです。
自分に何が大切で、無くてはならないものは何なのか。何が喜びなのかを明確にし、
嫌なこと、譲れないこと、許せないことを明確にする。
社会の風潮や他人の価値観に振り回されなくて済むんです。
両学長は多くの一般人(学校を出て、企業に勤めるしか知らない私たち。それ以外の道に進むのに恐怖心を持つ人)にむけて発信をしていて、
その内容は多くの人にとっつきやすいと言えます。

坂口さんは、お金の源泉は自分自身だと気づいて、気持ちのいいままに流れて経済回せ!と、
常識をひっくり返す様なインパクトある発信をしています。
あなたから出てくる全てのことに価値はある。
あなた自身は価値が無いと思っていても、もう価値が発生している。
自分の価値は自分が決めるものではない、ということです。
冒頭紹介した連載の中には、坂口さんの娘さん、小学生のアオちゃんが、
自分の絵と歌で物を作ってお金を稼ぎ、それを使う、という実際の話も書かれています。
小さなころ録音された歌声と新曲が入ったCD、絵を描いたバッグを1,000円で販売し、
100個売り、即日で10万円を得て、
5万円の自分用自転車、お母さんに3万円のソファと、残ったお金で自分の服をちょっと買いたい、を叶えました。

このお金を稼ぐことのなんと楽しそうなこと!!いいなぁあ…!!と
心がヴヴヴとなってしまうんですよね。
「お金は会社からいただく」マインドは微塵もありません。
アオちゃんはお金はお年玉で貰う、ものと思っていたそうですが、
そうでないお金の得方を、魚の取り方を知ったわけですね。

いぇんも本業の他に収入のもう一つの柱が欲しくて、
ブログをこうして始めたわけです。
楽しく稼げたら幸せですよね。
その為には自分を満足させてあげたいと思います。
挫折からうつ病経験などもあり、
自分の考え方を全否定した期間が数年続いたため、
頭も心も弱くなっている自覚があるんですね。

心のまま過ごす楽しそうな他人が羨ましくて、
何か弱点を見つけると安心する。
物事に深く関わらずさっさと終わらせるように事務的に対応する。
褒められても、「わざわざそんなお世辞を言いに来て一体何が目的…?」と
認めてくれた人を嫌いになる。
喜ばれると居心地が悪い。嘘でしょ?と思う。
貯金0を脱したけれど、貯めた使うのに恐怖心を覚えて、
欲しい!と心が反応したものを理由を作って避けるようにする。
人に合わせがちで疲れるので人に会いたくなくなる。
自分の成果に落胆したくないために何も挑戦したくはない。
……などなど。
列挙するとなかなかねじ曲がった性格をしてるな(笑)
お金を得る云々以前の問題なので。
とりあえず健やかな生き方をこのブログで復習しようと思います。

話がごちゃごちゃしていますが。
両学長と坂口さんは素敵な人ですよ。
お金の話も生き方の話も。という話でした。

ABOUT ME
つきよの
昭和生まれのおひとりさま女性。人付き合い苦手、父親に殴られ男性不審、10年付き合った彼氏にお金を貸して破局、大学中退、うつ、社畜、不当解雇、といった経験を飯の種にして「自分に正直に生きる」をモットーにしています。人生いろいろありますよね。

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